この奇妙な形の岩、手前の窪み、なんだと思いますか?!
ポルトガル旅行の計画を練るためにネットを調べていると、Celorico da Beira セロリコ・ダ・ベイラの案内に、上の写真の様な遺跡を発見。こえは行って見なければ!!と言う事で、ポルトガル不思議探検団の出発です。

サン・ジェンス・共同墓地
Celorico da Beira セロリコ・ダ・ベイラは、ポルトガルの北東部、Guarda グアルダの近くにあります。

セロリコ・ダ・ベイラは、お城や中世の町並みが残る綺麗な町です。その町のHPにこの興味深い風景を見つけました。調べてみたのですが、あまりよく分かりません。でも面白そうなので、この写真だけを頼りにセロリコの町に行っていました。セロリコの町に到着後、何時もの様にツーリズモに行き、プリントアウトして持っていたこの写真を見せて場所を教えて貰いました。町の郊外に在るとの事なので、タクシーで行って来ました。タクシーを10分程走らせると、岩だらけの荒野にこの謎の遺跡が突如現れました。
Necropole de Sao Gens
岩の上に、微妙なバランスで乗っている巨石。押すと転がってしまいそうです。どうも自然の力で出来た様にも思えません。

セロリコ・ダ・ヴェイラ
その周囲に人型を象って岩に掘られた様な窪みの数々。これはきっとお墓ですよね。。。この様な人型のくぼみは周囲に何個も有ったので、これは古代の共同墓地、ネクロポリスなんでしょうか。

ポルトガルの巨石文化
更には、クロムレック 環状列石の様に、小さな岩が並んでいる箇所もあります。

この場所は、町の中心部から離れた人気の無い荒涼とした大地にポツンと建っており、高圧電線の不気味な高周波等もあいまって、不思議な雰囲気の漂う空間でした。なにか宗教的な物を感じますし、少し気味が悪くなったケ組は早々と退散しました。

その後、少しだけ調べると、この巨岩(Penedo do Sino、つりがね岩)と石棺群(46も有るとの事)は、8~9世紀に西ゴート族が残した Necropole de Sao Gensサン・ジェンス共同墓地との事です。こう言うのを調べると更に面白いんでしょうね。どなたか、この遺跡の云われ、知りませんか?

ちなみに、詳細とその他の写真はOla!Portugalの下記のページに載せています。
Ola! Portugal : Necropole de Sao Gensサン・ジェンス共同墓地


最近ケ組は、ポルトガルの遺跡巡りに嵌っています。最近では、こんな面白そうな所も。
Panoias パノイアス
ここはPanoias パノイアス と呼ばれる2~3世紀頃に造られた祭壇で、この階段のある大きな岩の上には大小様々な穴や溝が掘られ、生贄や穴で殺されたりと、宗教的な儀式が行われたそうです

ポルトガルと言うと、中世の町並みが印象的ですが、それよりも昔の巨石文化(Monsaraz モンサラーシュ 近郊にあるメンヒル(巨大石柱)、Evora エヴォラ近郊のクロムレック(環状列石))、ドルメン(石のテーブル)等、まだまだ沢山眠っている様です。これは行かねば。


ポルトガルの遺跡を、HP: Ola! Portugal で紹介しています。
 ・Conimbriga コニンブリガの遺跡
 ・Povoa de Varzim ポヴォア・デ・ヴァルジンの住居跡 
 ・Trancoso トランコーゾの石棺 
 ・Vira Real ヴィラ・レアル 謎の祭壇 Panoias パノイアス 
 ・歴史的村々に代表される古城跡等々

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