Ola♪

ポルトガルの田舎には、ポルトガルらしい素朴で小さな可愛らしい村が残っています。オラポルのHPのケ選「ポルトガルの小さくて可愛らしい村」や、ポルトガル政府指定「Aldeias Historicas de Portugal 歴史的村々」、ガイドブックにも登場するのが、『ポルトガルで最もポルトガルらしい村』、『岩の家々』として有名な、Monsanto モンサントです。オラポルのHPでも、モンサントのページを更新したばかりなので、連動記事としてモンサントのウマイものや手工芸のお話です。

<夕焼けに包まれるモンサント>
Monsanto モンサント

モンサント:ルカーノの塔
ガイドブックでモンサントを紹介するのに、「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」と言うフレーズが使われています。1938年のポルトガル観光コンテストでモンサントがこの賞を受賞し、その受賞記念として贈られた雄鶏が今もルカーノ塔の上に備え付けられています(写真中央)。『最もポルトガルらしい』、と言いますが、実際はどちらかと言うとポルトガルでも異彩を放つ家並みの村ですよね。自然の岩をそのまま家の壁や屋根に利用した家が、狭い山中の小さな村にひしめき合っています。(詳しくは、オラポルで↓ )
 Ola! Portugal : モンサント(1) 、 モンサント(2)

2005年にモンサントに行った際は、Pousada de Monsanto ポザーダ・デ・モンサントに泊まりました。ポザーダと言えば、お城や修道院などの歴史的建造物を改装したり、景勝地に建てられた国営ホテルですが、このホテルは当時ポザーダを名乗っていましたが、既にポザーダグループから外れていました。元々この元ポザーダは歴史的建造物のカテゴリーでは無かったので、建物自体は特筆する様な所ではありませんでしたが、小さな村なのでホテル数も少なく、ここに宿泊。

モンサントのホテル (previously...Pousada de Monsanto)
お部屋もこんな感じで、まぁ、普通・・・。

ポウザーダ:モンサント
ただ、泊まった部屋はバルコニー付きの部屋で、部屋からはルカーノの塔 がよく見えるのが良かったですね。

この時モンサントに行ったのが日曜日で、村のレストランはお休み。と言う事で、晩ご飯はポザーダのレストランに行きました。ポザーダのレストランは美味しいのですが少し凝っていて(しかもお高い)、ポルトガルの家庭料理と言うよりは、高級料理、創作料理に近い感じのメニューも多い様な気がします。安舌が証明されているケは、どちらかと言うとポルトガルの安食堂の方が好みなのですが、小さな村なので今晩は仕方がありません。

<Gaspacho ガスパチョ >
ポルトガル料理:ガスパチョ Gaspacho
まずはSopa ソッパ(スープ)。ケのチョイスは、定番のソッパ・デ・レグメス。相棒は、Gaspacho ガスパチョ 。スペイン料理の冷製スープGazpacho のポルトガル版。この辺りも夏は暑いので、冷製スープが食べられるのですな。ここのシステムは、ウエイターのお兄ちゃんが持って来るお皿から、好きなトッピングを選べるという物。トマト、ピーマン、生ハムのチョイスで御座います。酸味が有ってなかなか美味しい。ポルトガルのガスバッチョは、スペインの物よりパンの割合が多いとの事ですが、当時はそんな風には感じ無かったなぁ。

<豚肉のロースト、シェリーソース添え>
ポルトガル料理:豚肉のロースト、シェリーソース添え
見た目も、シェリーソースと言うのも、ポルトガルの家庭料理とは少し一線を画した感じの料理です。当時の旅日記を読み返すと、「味はまあまあ」としか書いていない・・・。それよりも、料理が出てくるまでに40分(初めのソッパが!!)掛かり、昼間歩き疲れていたの事も有り、待っている間に皿の上に寝てしまいそう・・・との記述が。そう言えば、翌日の朝食も朝食の時間になってもレストランが開かず、前で何組ものお客さんが待っていると言う事態に。う~ん、このサービスの悪さが、ポザーダ・グループから除名された原因か?!

<Arroz de Pato アローシュ・デ・パト>
ポルトガル料理:Arroz de Pato アローシュ・デ・パト(鴨ご飯)
ケのチョイスはアローシュ・デ・パト、鴨ご飯の天火焼。語感が似ているからと言って、鳩ご飯ではありませんぞ。Pato パトは鴨や、アヒルと訳されます(どうもポルトガルでは区別が無い様ですが、別の鳥だと思うんだけど)。ポルトガルの米料理は、Arroz de Mariscos アロース・デ・マリスコスの様な、汁気の多いリゾット系だけでは無く、この様な炊き込みご飯/天火焼も有るんです。ケはこのアローシュ・デ・パトが大好き♪ メニューで見つけると迷わず注文してしまいます。だけど、店によっては、鶏の脂がキツ過ぎると感じる事も・・・。このレストランのパトご飯は見た目はイマイチですが、鴨の旨味はありながら脂はきつくなく、ご飯も香ばしく美味しゅう御座いました。
 Bonito★ぽるとがる : あの頃君は~ウマかった♪~ ←ケシュラン☆☆☆店の鴨ご飯♪

さて、「語感が似ているからと言って、鳩ご飯ではありませんぞ。」の鳩ですが、鳩はポルトガル語でPombo です。
ポルトガル料理:アロース・デ・ポンボ Arroz de pombo bravo
町中の市場での一コマ。むむむ?!沢山ぶら下がっているのは、鳩ではないですか?!と言う事で、「ポルトガル料理」、「鳩」で調べると、色々出て来ますが、主に澳門のポルトガル料理。ポルトガル料理って言っているけど、ルーツは中国本土系?ポルトガルのレストランで鳩料理は食べた事ないゾと思いながらも、だけどポルトガルの市場で釣るさた鳩は・・・、と思いさらに調べると、
「Arroz de pombo bravo」と言うリゾット系の米料理が。Pato=鴨、アヒルと言う例もあるので、Pombo も鳩(ドバト)ではなく、他の種類か?と思いましたが、Arroz de pombo 料理のレシピにも鳩のイラストが出てくるので、ドバトなんでしょう。ちなみに、bravoとは「野生の~」と言う意味らしいので、狩猟で撃った鳩なんでしょうね。今度山間部の村に行った時には気を付けてメニューを見てみよう。日本では鳩は食べないので、我が家(ポザーダ)では、鳩が沢山我が物顔で暮らしています・・・。

<Fruta da Epoca フルータ・ダ・エポカ>
ポルトガル料理:Furuta da Epoca (季節のフルーツ)
ポルトガルのレストランのメニューで、よく見かける「Epoca」ですが、これは果物の種類ではなく、季節の果物と言った意味です。と言う事で、今日は季節の果物を注文する事に。で、お皿に載って出て来たのがコチラ。一瞬チーズが出て来たのかと思ったら、姫リンゴ。この小さなリンゴを切ってこうやって並べられると、なんか貧粗に見えますなぁ。これなら切らずに持って来てもらった方が良い様な気がする・・・。

ポルトガル旅行記:モンサント (Monsanto Portugal)
と言う事で、満足度=満点とはいきませんでしたが、ごちそうさまでした。おやすみなさい。

ところで、モンサントには、こんな手工芸も。
<Marafonas マラフォナシュ>
ポルトガルの手工芸:モンサント (Marafonas
マラフォナシュと呼ばれている目や口の無い布製の伝統的な人形で、豊穣の女神の象徴で、新婚夫婦のベッドの下に置くとか。
 Bonito★ぽるとがる : モンサントのカワイ子ちゃん ←欲しいと思ったら買わないとダメよ

<Adufe アドゥフェ>
ポルトガルの手工芸:モンサント(Adufe)
山羊の皮を貼った、モンサントの伝統的な四角いタンバリンの様な楽器。村のお祭りで女性によって演奏されるそうです。今ではお土産物屋さんでも売っています。
 Ola! Portugal : モンサント ←以前買って帰ったたこのアドゥフェ、どうしたかな・・・。

<ポルトガルの巨石文化>
ポルトガルの巨石文化:モンサント
モンサントは巨石信仰も有った村の様です。この岩は村の麓にある、Sao Pedro de Vir a Corca と言う礼拝堂(ここも色々と伝説があるそうです)の脇にある半球状の巨石です。この岩も何か言われがありそう・・・。

    
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Ola! Portugal : ポルトガル料理食べまくり ←ポルトガルの美味しい写真にレシピ集も。
Ola! Portugal : ポルトガルの小さくて可愛らしい村 ←ポルトガルらしい素朴な村が大集合。

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