Ola♪
ポルトガルのカウントダウンは都会で!と決めているケなのですが、今回はポルトガルに入ったのが12/30の晩だったのと、それ以降の日程の関係で少しでも大きな街へ移動しておこうとアレンテージョ地方の中核都市、世界遺産Evora エヴォラで迎える事にしました。大晦日や元旦はレストラン、交通機関等がお休みや運休が多いので苦労する事が多いんですよね。

果たして、Lisboa リスボンPorto ポルトと比べると規模の小さな街での年越しは如何に?!

<Pousada dos Loios ポザーダ・ドス・ロイオス(エヴォラ)>
ポザーダ・ドス・ロイオス(エヴォラ)
大晦日にリスボンからエヴォラに移動しました。エヴォラにあるポザーダ、Pousada dos Loios ポザーダ・ドス・ロイオスは、15世紀に建てられたロイオス修道院を改装したポザーダなので以前から泊まってみたかったのですが、大晦日の日は特別料金だったので断念しました

ポルトガルの大晦日は、夕方になるとポルトガル・オヤジの棲家、カフェですら店じまいする所が多いです。以前にポルトですら晩御飯を食べるのに苦労した記憶が蘇ります(閉まっている店が多い、開いている店もこの日ばかりは予約で一杯)。ポルトガル最初の晩御飯、さらには年越しディナーがサンドイッチでは寂しすぎる・・・。と言う事で、大晦日の晩御飯は料理も評判のポザーダで食べよう!と言う事になりました(花より団子、ベッドより食事のケ組)。エヴォラに着いた後、昼ご飯前にポザーダに行きディナーの予約(実は事前にメールで問い合わせ&予約を依頼していたのですが返事なし・・・。ポザーダなのに・・・。この辺りはポらしい・・・)。お値段はなんと!お一人様98ユーロ!!のコース料理と聞いて怯んだケ組だったのですが、この日は安いホテルに泊まったし、何より大晦日!ポザーダの年越しぱぁちいを経験するのもブログネタだ!!と言い聞かせ予約をしました。

Pousada dos Loios (Evora, Portugal)
エヴォラ近郊をじゃらんじゃらん後、年越しディナー開催の前にポザーダの中を探検。ポルトガルの中でも人気のあるポザーダの一つだけあって豪華な造りです。勿論客室内は見る事は出来ませんでしたが、回廊や廊下などを見学。だけど、パブリックスペースの調度品なんかの豪華さは、Estremoz エストレモスポザーダ・ダ・ライーニャ・サンタ・イザベルの方が豪華だった様な気がするなぁ。

ポルトガルの世界遺産:エヴォラ歴史地区

<ディナーの前のウエルカム・パーティー>
ポザーダの年越しディナー(エヴォラ、ポザーダ・ドス・ロイオス)
年越しディナーの前に、ポザーダのバーでウエルカム・パーティーへ。ビシッとした格好の給仕さんがお出迎え。周りの欧米人や地元の名士と思われるポ人はドレスアップしています。そんな中、少々(かなり)ドレスコードが怪しいケ組は、バーの隅っこで身を小さくしています(だけど薪を燃やす暖炉の前のソファーと言う特等席をゲット)。

ウエルカム・シャンパン
すると給仕さんが、シャンパンやおつまみを次々と持って来てくれます。
 *建物内が薄暗いので、写真が暗い、画像が粗いのはご勘弁ください

タラ料理:パシュテイシュ・デ・バカリャウ
こちらは、ポルトガル料理の大定番、バカリャウ(タラ)を使ったコロッケ、Pasteis de Bacalhau パシュテイシュ・デ・バカリャウ。少しアルコールが入ったのと、昨晩ポルトガルに着いたばかりで時差ボケ絶好調のケ組は暖炉のポカポカにも誘われて、ウトウトとしてしまいます・・・。
そうする内に、晩餐タイムになりました。バーで談笑していたお客さんが少しずつ、晩餐会場に移動していきます。そろそろケ組も出かけましょうか。

ポルトガルの国営ホテル:ポザーダ(エヴォラ)
晩餐会場は、ポザーダの中庭を囲む回廊にテーブルが並べられています。ケ組も中庭を見渡せる、なかなか良い席に案内してくれました。

ポルトガル料理:Sopa ソッパ(スープ)
まずはソッパ、Creme de Marisco クレム・デ・マリシュコ。エビの風味がしっかりと効いた魚介類のクリームスープ。エビが好きな人にはたまらんですな。少々塩辛い事も多いクレム・デ・マリシュコですが、ポザーダのマリシュコは、まあ美味しいレベル(激ウマには到達せず)。

ポザーダのレストラン:エヴォラ
前菜のレバーソテー、マッシュポテト添え。レバーはそれ程好きではないのですが、これは美味しゅう御座いました。ワインは赤と白がそれぞれグラスに注がれます。白はフルーティで飲みやすく、赤はどっしりとした感じ。

ポルトガルでのカウントダウン
メインは二品。まずは魚料理。バカリャウのグリル。ポザーダのレストランは純粋なポルトガル料理と言うより、アレンジした(フレンチが入ったり)ポ料理が多いと言うのがこれまでの印象。が、今回はバカリャウのグリルと言う、これぞザ・ポルトガル料理 と言うのが出て来ました。ポルトガルの家庭料理好きのケですが、高い料金を払っているだけに、嬉しいのやら悲しいのやら・・・。少々複雑。
で、このバカリャウが大問題!!前菜が出て来てからこの皿が出てくるまで結構時間が掛かったのですが、ようやう出て来たバカリャウ、ナイフを入れると表面にはナイフが入るのですが中心部が切れません。よく見ると「ムム・・・生焼けだ!」 ふと周囲を見渡すと、同じタイミングで運ばれて来た他の方も給仕にクレームを付けています。クレームを付けても、取り替えろ!と言っている人以外はスルーの様子。取り替えると言っても、この皿が運ばれて来るまでの時間を考えると、いったい何時になる事やら・・・。
遅い&生焼け。ポザーダとは言え、これだけの人数が押し寄せて来るのはそうは無いでしょうから、キャパを超えちゃったんでしょうね。同じ様な経験は日本でも。大晦日は料理人も家に早く帰りたいのか、翌日の豪華料理に備えてか、冷めてイマイチの料理が出て来た事があります。やはりこう言う特殊な日は避けた方が無難なんでしょうか。

ポルトガルブログ:Ola! Portugal与茂駄とれしゅ
メイン二皿目は肉料理。これまた出てくるまで時間を要しました・・・。
これは、ツグミかウズラでしょうか?小ぶりの野鳥の様な感じです。ソースはマデイラワインを使ったソースの様です。このお肉、クセが少々あり、食感もパサパサした感じ。う~ん・・・。バカリャウや、出て来るのが遅い等の心象も影響はしているでしょうが、お世辞にもウマい!とは言えませんな。

エヴォラ・ポザーダのデザート
デザート。クッキーの上に生クリーム。勿論不味くはありませんが、急に手抜きになった印象も・・・。

ポザーダの年越しディナーの感想。高いだけで良いトコ全く無し!これで98ユーロは高過ぎです。50ユーロでもどうかと思います・・・。☆はゼロで御座います。

ようやく晩餐も終わり時計を見ると11時。時差ボケもMAXとなりフラフラのケ組だったのですが、残り1時間。もう少しがんばりましょう、とバーに戻りました。12時を前に一旦部屋に戻っていたと思われる方々も続々と集まって来ました。すると給仕さんが何かお楽しみ袋を配っています。
ポルトガルの年越しパーティー
お楽しみ袋、中を開けてみると、
ポルトガルの年越しグッズ
年越しぱぁちい用の変装グッズと、12粒の干し葡萄が入った赤いセロファン(写真右下)。ポルトガルでは新年の鐘に合わせて干し葡萄を食べる習慣があるんですよね。

ポルトガル・エヴォラのカウントダウンイベント
バーにはズンドコと音楽が鳴り、頭上にはミラーボールが廻っています。ノリが良いのは、爺ちゃん、婆ちゃんですね。音楽に合わせてズンドコやっています。元気だな~としばらく眺めた後、ふと時計見ると12時を廻っているではないですか?!カ、カウントダウンは?!?!?!

食事といい、カウントダウンといい、不完全燃焼のケ組。少しは新年の気分を味わおうと、ポザーダを後にしました。エヴォラのポザーダは少し小高い場所にあるのですが、近くの村では小さ目の花火が上がっているのが眼下に見えますが、肝心の我が頭上には花火なし!もう終わってしまったのか?!エヴォラの中心地ジラルド広場に行くと、大勢人が出ていましたが、クライマックスは終了した様子。ね、眠いのでもう帰ろう・・・。カウントダウンはポルトで!この思いを再度心に念じたケでした。

    
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Ola! Portugal : ポザーダに泊まろう ←ポルトガルの国営ホテル、Pousada の紹介です。
Ola! Portugal 与茂駄とれしゅ : ポルトガルのカウントダウン ←ポルトでの年越しの様子

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