Ola♪
ポルトガル出張中の相棒スノホワは今頃美味しい物を食べているんだろうな~。で、一人お留守番のケは暇だったので、恒例の?『気分だけはポルトガル・ナイト』その2と題して、なんちゃって豚アサリ:カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテージャーナを作ってみた。
(なんちゃってシリーズ、その1:なんちゃってコジード・ア・ポルトゲーザはこちら

<Carne de Porco  a Alentejana カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ>
ポルトガル料理:カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテージャーナ
(写真はポルトガルで食べた本物です♪)
カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテージャーナは、その名の通りアレンテージョ地方の郷土料理ですが、今ではポルトガル各地で普通に食べられる人気料理です。豚とアサリ、山と海の物を一緒に炒めると言う、日本ではあまり見かけない食材の組み合わせの料理です。それだけに、ポルトガルっぽい料理と言う事なので今回挑戦しました。独身の頃は週末位は自炊していましたが、最近は普段料理は作らないのでその辺はご勘弁を。

まずは買い出し。料理本を参考に2人前位の分量です。(実際に作ってみると、この量でもポルトガルでは確実に1人前か、Meia Dose メイア・ドーセ(半分の量)ですね。ケもペロリと食べれたので1~2人前位でみて下さい)

<材料:1~2人前>
 ・豚ロース肉(ブロック):200g イベリコ豚!と言いたい所ですが、普通の豚で我慢
 ・アサリ:250g
 ・タマネギ:1/2個
 ・ニンニク:小一片
 ・オリーブオイル:大さじ2

豚肉の下味用として
 ・塩、黒コショウ:少々
 ・パプリカの粉末:大さじ1/2
 ・白ワイン:1/4カップ
 ・月桂樹の葉:1枚
 ・パセリ:適量 *今回ケはパスしました。

さぁ、やってみよう。デジカメもポ出張中なので、携帯の写真+ピントが甘いのはご勘弁くさい
ポルトガル料理レシピ:カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテージャーナ
豚肉は2センチの角切りにしてみた。

塩はアルガルヴェの天然塩
豚肉の下味用の調味料。塩はアルガルヴェ地方の天然塩。白ワインはポルトガル産といきたかったのですが、在庫がケ家に無かったので急遽調達したイタリア産。

Massa de Pimentao マッサ・デ・ピメンタオ(赤ピーマンのペースト)
上の材料表ではパプリカの粉末としましたが、ポルトガルではMassa de Pimentao マッサ・デ・ピメンタオ(赤ピーマンのペースト)を使うのが定番との事。これはアレンテージョ地方でよく使われる調味料で主に豚肉の下味用で、鶏肉にも使われるそうです。ポルトガルの味を日本で!と言う事でポルトガル土産に良いかも。普通のスーパーで売っています。ケもこの日のために買って来ましたです。真っ赤な見た目と違い、ピリピリと辛くはないです(ポルトガル語でピリピリ、そう日本語のぴりぴりするはポルトガル語源と言われています)。ただし、結構塩辛いので、パプリカの粉末を使わずに、こちらを使う場合は塩は少な目にした方が良いと思います。

Carne de Porco a Alentejana
調味料をお肉に入れて、よく混ぜてみた。

ポルトガル料理写真付きレシピ:豚とアサリ炒め
混ぜた後は、1時間位置きました。

ポルトガル料理を作ってみた:豚あさり
アサリは塩水に入れて塩抜きしておいた。

さぁ、これからが本番。今回の料理には、この鍋を使いましょう。
ポルトガルの伝統的な鍋:カタプラーナ
じゃ~ん。ポルトガル南部、アルガルヴェ地方の伝統的な鍋、カタプラーナ鍋です。上下の半円盤の蓋が蝶番でつながり、2枚貝の様に合わせて使う銅鍋です。上下の貝が適度にかみ合うので、蒸し煮に最適です。何より見た目が今晩の『気分だけでもポルトガル』っぽいでしょ♪ 少々重くてかさ張りますが、ポルトガル土産に良いですよ~。

日本でも家庭でも作れるポルトガル料理レシピ
にんにくとタマネギは、みじん切りにしてみた。

カタプラーナ鍋を使ったレシピ
オリーブオリルを鍋に入れてニンニクを投入。その後、弱火でニンニクを炒めた。ん~良い香り。

ポルトガル料理:カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ
つづいて、タマネギを投入。美味しくなる様に、焦げない様にじっくりと炒めてみた。

イベリコ豚を使った料理:豚肉とアサリの炒めもの
さぁ、豚肉の投入。炒めるのでは無く、揚げた豚肉を投入するパターンもあるそうぞなもし。

ポルトガル料理を作ろう!
豚肉に火が通ったらアサリも投入。下味用の漬け汁を入れようと思ったら、ほとんで無かったので追加で白ワインも少し投入。蒸し煮にするからね。

ポルトガルブログ:Ola! Portugal 与茂駄とれしゅ
そしてカタプラーナ鍋のメインイベント、上蓋を閉じて強火で蒸し煮タイム。
カタプラーナ鍋は適度な気密性があるので、野菜の水分だけで作る無水鍋として使えます。味がぎゅっと濃縮して美味しく出来上がります。適度な気密性なので蒸気鍋の様に危険な事もありませんです。

ポルトガル料理レシピ集はOla! Portugalへ
アサリの殻が開いたら出来上がり~。カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナです。

さぁ~どうかな~。
基本、豚とアサリを炒めるだけのシンプルな料理、素材の味が生きるので失敗が少ない料理ですな、きっと。赤ピーマンのペーストが思った以上に塩辛いので、塩分はもう少し少な目でも良かったかもですが、上出来、上出来(自画自賛。自分には甘い)。付け合せのフライドポテトがあれば完璧ですな。
でも、スノホワが帰ってからは作らない。なぜって?相棒は甲殻類が駄目だから と言う事で、ケのお一人様時用の限定メニューですな。

    
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Ola! Portugal 与茂駄とれしゅ: なんちゃってコジード・ア・ポルトゲーザを作ってみた←シリーズ第一弾

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