Ola♪
天正遣欧少年使節団も立ち寄ったと言われ、王家に次ぐ強大な権力を持っていたブラガンサ公爵ゆかりの地Vila Vicosa ヴィラ・ヴィソーザ。ここにある、修道院を改装したPousada ポザーダに泊まって来ました。そのポザーダでケ組が遭遇したのは不思議な話。
『 信じるか信じないかはあなた次第です 』
<Pousada Dom Joao 4 ポザーダ・ドン・ジョアン4世>
ブラガンサ公爵の宮殿(右)と、ポザーダ(奥)
天正遣欧少年使節団も立ち寄ったと言われ、王家に次ぐ強大な権力を持っていたブラガンサ公爵ゆかりの地Vila Vicosa ヴィラ・ヴィソーザ。ここにある、修道院を改装したPousada ポザーダに泊まって来ました。そのポザーダでケ組が遭遇したのは不思議な話。
『 信じるか信じないかはあなた次第です 』
<Pousada Dom Joao 4 ポザーダ・ドン・ジョアン4世>
ブラガンサ公爵の宮殿(右)と、ポザーダ(奥)
今回ヴィラ・ヴィソーザに泊まると言う事で楽しみにしていたのが、元々は修道院だったポザーダに泊まる事。Historic ヒストリック・タイプ(歴史的建造物を改修したタイプ)の人気ポザーダです。折角のヒストリック・タイプのポザーダですので少し贅沢してスーペリアルームを予約。チェックイン時に『部屋にフレスコ画がある部屋に泊まりたいんだけど』と訊いたのですが、フレスコ画の描かれた部屋はスイートルームとの事でした。ところが、20ユーロの追加でその部屋に泊まれると言うではないですか!!一応泊まる予定だったスーペリアルームとスイートルーム、両方の部屋を見せて貰ったのですが、ケ組は迷わずスイートを選択。この後、ケ組の身に何が起こるかも知らずに・・・
---午後のポザーダの部屋---
<フレスコ画のあるスイートルーム>
昔の修道院を改修したポザーダは、回廊の所々にフレスコ画が残された礼拝堂跡と思われるスペースが有り、良い雰囲気です。ケ組の泊まった部屋は、回廊の2階部分から更に専用の細い階段を登った所にあります。広いベッドルームのベッドの脇の壁に見事なフレスコ画が残されています。こんな歴史的な部屋に普通に泊まれると言うのがポルトガルのポザーダの醍醐味の一つです。スイートルームは、この広いベッドルームの横に、これまた広いバスルーム、そして内階段(このフレスコ画の反対側のツインベッド脇)を登った3階にも小さな部屋がありました。
<3階の小部屋>
普段ならこの部屋でも十分ですが、今回は用無し!と写真だけ撮って(今思えば何かに追われる様に)、早々に部屋を後にし、階下に降りました。
---夜のポザーダの部屋---
ケ・シュラン☆☆☆店に新たに認定された美味しいレストランで晩御飯を食べたケ組。大満足で部屋に帰って来ました。前乗りでポ入りし、時差ボケの無い相棒のスノホワはベッドで日記を書いていました。サングリアを飲み、日中歩き疲れたケは時差ボケが残っている事もあり早々にベッドに倒れこみウトウトしてしまいました。
時間は12時頃だったでしょうか。ケのベッドの足元付近にある部屋のドアが突然 ”バ~ン!” と開けられたのです。突然の事に「キャーーーッ」と叫ぶ相棒、『何が起こった?!』と飛び起きるケ。幸いドア・チェーンを掛けていたのでドアが全開になる事はありませんでした。この部屋のドア、歴史ある=古いと言う事で鍵の締りが悪かったので、チェーンを掛けていたのが幸いしました。『・・・どこの酔っ払いだか知らないが、こんな夜中に部屋を間違えるなんて迷惑なヤツ!しかも、スイマセンの一言も無い!!』と夢心地から起こされ不機嫌なケでした。念のため、今度は部屋のドアの入り口にソファーを移動させてつっかえ棒とし、寝る事にしました。
---深夜のポザーダの部屋---
再び眠りに入ったケ。あれからどれ位の時間が経ったのでしょうか。ベッドの横にある3階に続く内階段の上から冷気がそよそよと下りて来ます。『なんだか少し寒い・・・窓も開けていないので何で風が?』 すると突然 ”ガンガンガン” と部屋中に響く金属音が。この音はポルトガルの家のドアによくあるドアノッカーを、思い切り叩きつける様な音です(当然この部屋のドアにはドアノッカーはありません)。『うるせ~な!』と思いながらも横を見ると、あれだけ大きな音にも関わらず相棒のスノホワは寝ている様です。『寝ぼけたか?!』と思い再び寝入るケ。すると今度は、”ゴト・・・ゴト・・・ゴト” とまるで金属球を床に落とす音が続きます。今度ばかりは『や、やられた・・・』、『出た』と思うケ。ただ、不思議と『怖い』と言う感覚ではなく、ほんと『やられた』と言う感じでした。そして、その後は眠りに落ちた様です。
---早朝のポザーダの部屋---
目が覚めると少し明るくなって来ていました。そう言えば部屋の窓は東向き。丁度日の出が見られる!と思い、カメラを取り出すケ。ただベッドではまだスノホワが寝ています。起こしては可哀相と、ケはカメラと本を持って隣のバスルームへ。バスルームのドアを閉め、窓のカーテンを開けると朝の清々しい風が。どうせ眠れないし、このまま本を読んで日の出を待つ事にしました。『それにしても、昨晩の音は何だったんだろう?寝ぼけたか?スノホワが起きたら訊いてみよう』
すると、いつもは朝寝坊気味の?!スノホワがもう起き出して来ました。
「さっきから何やってるの?結構うるさかったよ。カメラのレンズとか落としてなかった?」
『何もやってないさ!早く起きちゃったから、起こしちゃいけないと思ってバスルームで本読んでたんだよ』
「.....。ケ氏さ、起きてトイレに行ったでしょ」
『そうだよ。それからそのまま大人しく本読んでたさ』
「その時さ、カーンって、鉄の玉を落とすような大きな音しなかった?」
『.....しなかった』
『それよりも、夜中にドアノッカーの音とか、金属球を床に落とす音はしなかった?』
「朝方だけだね...」
『...』
「...」
『夜中にドアを開けられたけど、あの専用の階段を間違えて登ってドアを開けるヤツいるかね?』
「...オバケだ...」
『...オバケだ...』
---ポザーダのフロントで---
ここは修道院を改装したポザーダです。あれだけの現象ですから、他にも経験した人が居るかも?!と、朝食後にフロントのお姉さんに訊いてみる事に。
「すいません。エヘヘヘ...もしかして、ここでオバケの話って、聞いた事ありますか?」
【ええ、ありますよ。見たって言う人が何人かいらっしゃいますね。彼女の名前は”〇〇〇”と言います】
『名前も有るんだ・・・ あっそうだ!その名前をこの紙に書いて下さい(これは良いブログネタになるゾ!後で調べてみよう!』
【いいですよ...。〇〇〇】と、前日に貰ったヴィラ・ヴィソーザの地図に書いて貰いました。
---日本へ帰国後---
帰国後直ぐ、ポル人のアルちゃん夫婦に幽霊の名前をメールで知らせるためにヴィラ・ヴィソーザの地図を探します。帰国前にリスボンで夕食を一緒にした時にこの話をしたら、興味深々のアルちゃん夫婦。【〇〇〇さんを詳しく調べるワ】と約束をしてくれていたのです。
ところがですね・・・。ポル物は何でも(他人様から見たらゴミ?!と思う物も)持って帰ってしまうケ組なのですが、いくら探してもこの、〇〇〇の名前入りのヴィラ・ヴィソーザの地図だけが見つからないのです・・・。どう言う訳なんだか・・・。
フフフフフ・・・
オバケ?の話。ヴィラ・ヴィソーザ:スノホワの場合へ
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---午後のポザーダの部屋---
<フレスコ画のあるスイートルーム>
昔の修道院を改修したポザーダは、回廊の所々にフレスコ画が残された礼拝堂跡と思われるスペースが有り、良い雰囲気です。ケ組の泊まった部屋は、回廊の2階部分から更に専用の細い階段を登った所にあります。広いベッドルームのベッドの脇の壁に見事なフレスコ画が残されています。こんな歴史的な部屋に普通に泊まれると言うのがポルトガルのポザーダの醍醐味の一つです。スイートルームは、この広いベッドルームの横に、これまた広いバスルーム、そして内階段(このフレスコ画の反対側のツインベッド脇)を登った3階にも小さな部屋がありました。
<3階の小部屋>
普段ならこの部屋でも十分ですが、今回は用無し!と写真だけ撮って(今思えば何かに追われる様に)、早々に部屋を後にし、階下に降りました。
---夜のポザーダの部屋---
ケ・シュラン☆☆☆店に新たに認定された美味しいレストランで晩御飯を食べたケ組。大満足で部屋に帰って来ました。前乗りでポ入りし、時差ボケの無い相棒のスノホワはベッドで日記を書いていました。サングリアを飲み、日中歩き疲れたケは時差ボケが残っている事もあり早々にベッドに倒れこみウトウトしてしまいました。
時間は12時頃だったでしょうか。ケのベッドの足元付近にある部屋のドアが突然 ”バ~ン!” と開けられたのです。突然の事に「キャーーーッ」と叫ぶ相棒、『何が起こった?!』と飛び起きるケ。幸いドア・チェーンを掛けていたのでドアが全開になる事はありませんでした。この部屋のドア、歴史ある=古いと言う事で鍵の締りが悪かったので、チェーンを掛けていたのが幸いしました。『・・・どこの酔っ払いだか知らないが、こんな夜中に部屋を間違えるなんて迷惑なヤツ!しかも、スイマセンの一言も無い!!』と夢心地から起こされ不機嫌なケでした。念のため、今度は部屋のドアの入り口にソファーを移動させてつっかえ棒とし、寝る事にしました。
---深夜のポザーダの部屋---
再び眠りに入ったケ。あれからどれ位の時間が経ったのでしょうか。ベッドの横にある3階に続く内階段の上から冷気がそよそよと下りて来ます。『なんだか少し寒い・・・窓も開けていないので何で風が?』 すると突然 ”ガンガンガン” と部屋中に響く金属音が。この音はポルトガルの家のドアによくあるドアノッカーを、思い切り叩きつける様な音です(当然この部屋のドアにはドアノッカーはありません)。『うるせ~な!』と思いながらも横を見ると、あれだけ大きな音にも関わらず相棒のスノホワは寝ている様です。『寝ぼけたか?!』と思い再び寝入るケ。すると今度は、”ゴト・・・ゴト・・・ゴト” とまるで金属球を床に落とす音が続きます。今度ばかりは『や、やられた・・・』、『出た』と思うケ。ただ、不思議と『怖い』と言う感覚ではなく、ほんと『やられた』と言う感じでした。そして、その後は眠りに落ちた様です。
---早朝のポザーダの部屋---
目が覚めると少し明るくなって来ていました。そう言えば部屋の窓は東向き。丁度日の出が見られる!と思い、カメラを取り出すケ。ただベッドではまだスノホワが寝ています。起こしては可哀相と、ケはカメラと本を持って隣のバスルームへ。バスルームのドアを閉め、窓のカーテンを開けると朝の清々しい風が。どうせ眠れないし、このまま本を読んで日の出を待つ事にしました。『それにしても、昨晩の音は何だったんだろう?寝ぼけたか?スノホワが起きたら訊いてみよう』
すると、いつもは朝寝坊気味の?!スノホワがもう起き出して来ました。
「さっきから何やってるの?結構うるさかったよ。カメラのレンズとか落としてなかった?」
『何もやってないさ!早く起きちゃったから、起こしちゃいけないと思ってバスルームで本読んでたんだよ』
「.....。ケ氏さ、起きてトイレに行ったでしょ」
『そうだよ。それからそのまま大人しく本読んでたさ』
「その時さ、カーンって、鉄の玉を落とすような大きな音しなかった?」
『.....しなかった』
『それよりも、夜中にドアノッカーの音とか、金属球を床に落とす音はしなかった?』
「朝方だけだね...」
『...』
「...」
『夜中にドアを開けられたけど、あの専用の階段を間違えて登ってドアを開けるヤツいるかね?』
「...オバケだ...」
『...オバケだ...』
---ポザーダのフロントで---
ここは修道院を改装したポザーダです。あれだけの現象ですから、他にも経験した人が居るかも?!と、朝食後にフロントのお姉さんに訊いてみる事に。
「すいません。エヘヘヘ...もしかして、ここでオバケの話って、聞いた事ありますか?」
【ええ、ありますよ。見たって言う人が何人かいらっしゃいますね。彼女の名前は”〇〇〇”と言います】
『名前も有るんだ・・・ あっそうだ!その名前をこの紙に書いて下さい(これは良いブログネタになるゾ!後で調べてみよう!』
【いいですよ...。〇〇〇】と、前日に貰ったヴィラ・ヴィソーザの地図に書いて貰いました。
---日本へ帰国後---
帰国後直ぐ、ポル人のアルちゃん夫婦に幽霊の名前をメールで知らせるためにヴィラ・ヴィソーザの地図を探します。帰国前にリスボンで夕食を一緒にした時にこの話をしたら、興味深々のアルちゃん夫婦。【〇〇〇さんを詳しく調べるワ】と約束をしてくれていたのです。
ところがですね・・・。ポル物は何でも(他人様から見たらゴミ?!と思う物も)持って帰ってしまうケ組なのですが、いくら探してもこの、〇〇〇の名前入りのヴィラ・ヴィソーザの地図だけが見つからないのです・・・。どう言う訳なんだか・・・。
フフフフフ・・・
オバケ?の話。ヴィラ・ヴィソーザ:スノホワの場合へ
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とっても励みになるそうぞなロシ
読んでいて、ゾクゾクしちゃいました!!!
ドアがバーーンとか、あれは、何だったんだろう?レベルではない、現象ですよね
私だったら、ビビりまくってしまいます!
ケニッシュさんもスノホワさんも冷静だーー
きっと、気付いてくれそうな御方の所にやってくるんでしょうね。
○○○さんに気に入られたんじゃないでしょうか!?
地図だけが見つからない・・・・最後まで、いたずら好きな○○○さんなのですね