Ola♪
Caminha カミーニャは、ミーニョ川を挟んでスペインのグアルダと接しています。EUになった事でポルトガル/スペイン間では国境の入国審査は無くなりましたが、国境は独特の雰囲気がありますよね。
<カミーニャ城跡からミーニョ川の対岸スペインを望む>
国境の町らしく、カミーニャ旧市街の川岸には城壁の大砲がスペインに睨みを効かせています(向いている方向が微妙ですが・・・)。ミーニョ川が大西洋に注ぐモレード海岸には前回紹介したインスア要塞もありましたね。
<Castelo de Caminha カステロ・デ・カミーニャ>
旧市街のツーリズモがある建物にある塔の上に登ると(有料)、カミーニャ旧市街が一望出来ます。この塔の中が簡単な博物館になっており、カミーニャ城跡の模型が飾られていました。こうして見ると、カミーニャ城も星型要塞だったんですね。
で、こちらが塔の上から眺めたカミーニャ旧市街と対岸スペイン。今登っている塔は上の模型の星形要塞の中心部ではなく、もっと内陸側にあると思われます。
城壁を出て、ミーニョ川の川岸にやって来ました。何度も言いますが、対岸はスペイン。
カミーニャは、ポルトガルが誇る世界最高齢の映画監督マノエル・ド・オリヴェイラの『世界の始まりへの旅』と言う映画のワンシーンの舞台になっています。この建物が、幼少の頃過ごした修道院の学校として出て来たものですな。とりあえず、見ておきたかったのだ。
カミーニャからグアルダへはフェリーでおよそ10分。1時間毎に出ています。スペイン へ、プチ旅行がしたいなら、カミーニャを10時に出たとすると、10時10分にスペイン着。10時30分発のフェリーで戻れば往復40分のスペイン旅行に行ってこれますゾ。滞在時間は20分だけど (勿論、1時間毎にフェリーが出ているので、ゆっくり散策も出来ますよ)
対岸を眺めていると、グアルダから今まさにフェリーが出航しようとしていました。
10分の船旅なのであっと言う間に近づいて来ます。
お~、車に乗客と、結構乗っていますね。
大西洋に沈む太陽による夕焼け。
今回は時間の関係で、結局スペインには行けませんでした。ケは以前、アルガルベ地方(今ちょうど、なでしこジャパンがアルガルベ杯に出ていますね)のVila Real de Santo Antonio ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオから対岸のスペイン・アヤモンテにフェリーで国境超えをした事があります。日本ではなかなか出来ない船での国境超えですので、一度トライしてみては?!
なでしこジャパンが出て来たので、昨年の記事ですが、
Ola! Portugal 与茂駄とれしゅ / なでしこジャパン、アルガルベカップ参戦(1)
Ola! Portugal 与茂駄とれしゅ / なでしこジャパン、アルガルベカップ参戦(2)
も合わせて、どうぞ~♪ アルガルベってこんなトコ の紹介記事です。
Ola! Portugal ←大好評!ポルトガルガイド本『レトロな旅時間ポルトガルへ』の著者のHP
Ola! Portugal : ポルトガル旅行記 / カミーニャ ←スペインとの国境の町に行ってみた
Ola! Portugal 与茂駄とれしゅ / ポルトガルの魚市場に行ってみた ←カミーニャの公設市場
Ola! Portugal 与茂駄とれしゅ / 海辺の町カミーニャのウマイもの ←舌平目の炭火焼
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まだユーロ導入前で、「地球の迷い方」では、「パスポートコントロールでホームで走らされる」と書いてたので覚悟してましたが、それはなかった。
しかし、Tui(スペイン側)の係員のオッサンが、ハンコをつきに、私のパスポートを持ったまま降りて行ってしまったので、発車前にちゃんと返してくれるのか心配しました。
ちなみに、地元の人はパスポートチェックなしで、私だけでした。
「ハンコを持って列車に乗って来いよ、その方がそっちも楽だろう」と思ったなあ。
列車が、あまりにソロリソロリと橋を渡ったので、
「この橋、そんなに危ないのかいな」
とも感じた。
面白かったのは、国境を越えるなり車内の言葉が変わったこと。
スペイン領内では、ガリシア語とスペイン語が飛び交って、ポルトガル人と思しき女性がひとり「ボーーーー」としていて、たまに私に英語で話しかけてきたけど、川を渡るなり車内はポルトガル語が公用語に。
件の女性も、元気になり、周りの人とおしゃべりに熱中。
ヴィアナ・デ・カステロのヤツの言うには、このあたりの人は個人的に国境貿易みたいなことをやるから、裕福とか。
そう言えば、みんな荷物が大きかったなあ。
長文ごめんでした。