Ola♪
相棒のスノホワが東京・馬喰町のジャムカバーさんにて開催中の、『ポルトガル アンドリーニャ便』のため出張中。お留守番&お休みのこの日、普段しない事をやってみようと思い立ったのでした。

<ポルトガルのお土産:伝統的な銅鍋 Cataplana カタプラーナ鍋>
ポルトガル旅行記&情報ブログ:Ola! Portugal
で、ふと目にしたのが台所の棚に寂しげに置かれているカタプラーナ鍋(最近出番がないな~)。カタプラーナはポルトガル南部の伝統的な銅鍋。上下の半円盤の蓋が蝶番でつながり、2枚貝の様に合わせて使います。上下の貝が適度にかみ合うので、蒸し煮に最適。

ですが、最近ポルトガルでもレストランでは銅製のカタプラーナ鍋は使われなくなり(衛生上などの理由?だそうです)、ステンレス製が主流になっています。
ポルトガル料理:カタプラーナ鍋のレシピ
銅鍋に発生する緑青(ろくしょう)は以前は有毒と言う事だったのですが、最近では人体には無害であることが認められてるそうです。また銅製はステンレス製と比べると熱伝導率は約25倍あるんですけどね。

ポルトガルのお土産:Cataplana カタプラーナ鍋
とは言っても、銅鍋なので、とやはり熱で変色したり、酸化したりして緑青色が出てしまいます。ケのカタプラーナ鍋もご覧の通り。で、以前ポル友さんからカタプラーナ鍋の変色はレモンで落ちると聞いた事があり、やってみたかったんですよね。

ちなみにお店で売っているピカピカしているのは、表面に薄膜が塗ってあるから。買った当時の写真を探したのですが、コレ(レシピ募集の画像)しかなかった・・・。ポルトガルで買ったカタプラーナ鍋には、薄膜を剥がすための薬品(重曹?)が入っており、グツグツと鍋で煮て剥がしましたっけ。

ポルトガル食器・雑貨のネットショップ:Andorinha アンドリーニャ
で、使い終わったレモンの絞りカスが有ったので、早速試してみる事にした。
(しれ~っと、アンドリーニャで販売しているポルトガルの器も使っている心配り人・ケ

カタプラーナ(銅鍋)のお手入れ方法:レモン+塩
とりあえず、こんな感じでゴシゴシやってみた。

カタプラーナ(銅鍋)のお手入れ方法:レモン+塩
15分位?擦っている内に表面がこんな感じに。結構、重労働。やはり魔法の様に、さっとは色は落ちません。

ポルトガル南部アルガルヴェ地方の伝統鍋:カタプラーナ
ん?あまり擦っていない頭頂部辺りも変色してきました。
そうか~、レモンを使うのも結局は化学反応なので、しばらくレモン汁を塗って放置する事にした(面倒くさくなったからじゃないですよ~)。そうしたら、ポタポタと緑色した汁が下の方に溜まって来ました。今だ!と思い、再度レモンの絞りかすで擦ったのですが、やはり魔法の様には取れず・・・。やはり化学反応にプラスして、物理的な擦り も必要な様で・・・。で、その後、レモンをもう一個投入し、1時間位、擦ってみました・・・

その結果・・・

ポルトガル料理:カタプラーナ鍋のレシピ
タラ~ン これ位になった所で、満足したケ(疲れたし)。結構色が変わりましたね~。まぁ、磨く前の鍋は、あれはあれで良い味を出していたので、試したい事は確かめたし、お手入れはもういいかな・・・。

ちょっとしたお休みの日の自由研究でした。

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