中世祭りは毎日、一日中様々なイベントが用意されています。プログラムは公式サイトでも見る事が出来ますが、このプログラムを見ただけでも本気と書いてマジと読む程　の本気っぷりです！
軽く夕食を食べた後に出かけたのは、Torneio トルネイオと言うイベント。直訳するとトーナメントと言う事ですが、写真を見ると騎馬に乗った騎士が戦う演劇の様です。このイベントは入場料とは別に、チケットが必要ですが、これは見たい！と行って来ました。

チケット売り場を探すのに少々苦労しましたが、開演前に既に長蛇の列が出来ています。会場に入ると中央のフィールド（馬場）を挟んで両側に座席が設けられており、ミニ・スタジアムの様です。入場の際にメインスタンド側とバックスタンド側好きな方に座れる様ですが、ケ組はメインスタンド側。座席もほぼ最前列の砂かぶりの席です♪　メイン側とバック側ではチームが分かれており、ケ組はチーム・アフォンソ。中世祭りは年によりテーマが決まっている様で、2013年はアフォンソ２世でした（2014年はサンショ２世）。ですので、チーム・アフォンソは善玉側のチームですな。


トーナメントとありますが、善玉側と悪玉側に分かれて、決闘（競技？）をするようです。まずは両チームが御旗を掲げて入場。


立会人？が櫓の上で決闘の開催を宣言。この時、鷹が騎士の腕から立会人の所までピ～と飛んで来て、恰好良かったなあ～。鷹は決闘中、大人しく眺めていました。


正々堂々の戦いを誓う両チームの騎士たち。衣装とかもクオリティが高い！


競技は馬術競技や斬り合いなど、数種類の競技があります。両チームのスタンドには観客を盛り上げる係が居て、ケ組側では「アフォ～ンソ！」、「アフォ～ンソ！！」とスタンドが一帯となって大声援！相手側が応援の際には本気のブーイングを浴びせる程盛り上がります


この競技は、騎士が馬を駆りながら槍で標的の盾を突きます。馬が目の前をかなりの速さで疾走しますので、かなりの迫力。見事盾を突くと、案山子がクルクルと回って、これまた大盛り上がり！


続いては、剣や槍を使っての斬り合い。この切り合いも本気度が高く、剣と剣がぶつかると、火花が散るのが見える程！！ケ組が座っている席の横は通路になっており、事前に「そこには座らないでね」と言われていたのですが、この決闘の際に戦士が相手を切る際に空振りして大金槌をこの通路にガツンとやったのですが（当然演技です）、木製の通路は大きく凹んでいました。あれ、頭に当たっていたら、マジで頭蓋骨割れていましたよ　この決闘、勿論練習を重ねた殺陣なのですが、使っている剣や力の入れ方はマジでした


悪玉側の戦士。悪玉は、やはりこの憎々しい面構えが必要ですな。さらに悪玉側は、悪玉らしく砂で目つぶしをしかけたりと、やりたい放題。それを見て、善玉側は「アフォンソ、負けるな～」とまた大盛り上がり！！


大将同士の騎馬での決闘。こちらは悪玉側の王子。


そして善玉側は、この美少女戦士でした。これがジャンヌ・ダルクみたいでかっこいいのだ

最後は戦士が入り乱れての決闘になるのですが、勝ったのはやはり善玉側♪　声を上げて応援して、チームも勝って、あ～すっきり！ほんと、善玉側（チーム・アフォンソ）側のスタンドに座って良かった♪

いや～、ポルトガルの中世祭り、クオリティや本気度が高く、大満足のケ組でした。中世祭りは夜遅くまでやっていますし、毎日違うプログラムが用意されているので、泊まりで行くのが正解ですよ！

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